社長の日曜日

社長の日曜日 vol.109 翻訳サービス始動 – AIと人で切り拓く新たな挑戦 2025.08.25 社長の日曜日 by 須毛原勲

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東京の猛暑再来

 ジョギングコース沿いで、ひっそりと咲くムラサキゴテンを見つけた。濃い紫の葉に小さな花をつけ、真夏の強い日差しの中でも静かに咲き続けている。その健気な姿に、この夏の忙しさの中で踏ん張る弊社スタッフの姿が重なって見えた。

 再び暑さが戻り、24日(日)、東京では36.4℃を観測し、7日連続の猛暑日となった。都心はアスファルトの照り返しが強烈であり、渋谷のスクランブル交差点で信号待ちをするわずかな時間すら耐え難い。

 先週は、新潟県の委託事業「令和7年度 東アジアバイヤー招へい企画運営業務」(https://sugena.co.jp/topics/6638/)の関係で、新潟市や燕三条へ出張してきた。新潟もまた非常に暑く、厳しい気候であった。今後もしばらくは多忙な日々が続く見込みであるが、体調だけは崩さぬよう十分に留意したい。

「未来はここにある」──Z世代から読む中国市場と日系企業の現在地

 今週は、当社の若手メンバーが執筆しているブログをご紹介したい。執筆者は北京大学を卒業後、東京大学大学院で学び、在学中には当社で2年間インターンを務めた経験を持つ、まさに日中双方の視点を兼ね備えた書き手である。シリーズのタイトルは「未来はここにある 中国Z世代のリアルを読む」。今回のテーマは「中国市場における日本企業の現在地」である。かつて優等生とされた日系企業だが、いま中国の消費者や市場の急速な変化に直面して右往左往している。自動車ではEV化の流れに後れをとり、化粧品では資生堂をはじめとするブランドが中国新興ブランドに押されつつある。背景には、Z世代を中心とする若者が価格や知名度ではなく、文化的共鳴や物語性、UX(体験)を重視するようになったという大きな価値観の転換がある。一方で、このブログでは「反転の条件」も提示している。現地チームへの裁量付与、意思決定の迅速化、デジタル活用、そして文化的共鳴を重視した体験設計に踏み出せば、巻き返すチャンスはあるのだ。

 既に第1回・第2回は公開済みであり、第3回は27日(水)に公開予定。ぜひご一読いただきたい。

AIと人の融合で切り拓く――SUGENAの新翻訳サービス始動

 今週は一つ、ご報告がある。当社は新たに翻訳ソリューション・サービス専用のホームページを立ち上げた。https://translation.sugena.co.jp/

 中小企業の海外展開を支援する中で痛感するのは、「言葉の壁」である。社内に外国語を自在に操れるスタッフがいないために、海外展開への一歩を踏み出せない企業は多い。資料などの翻訳は翻訳会社に依頼すれば品質は担保されるが、そのコストは決して軽くなく、納期もかかり、継続利用の障害となる。

 確かにChatGPTやDeepLといったAI翻訳は、日常的なやり取りや簡易な資料翻訳において極めて有用であることは疑いない。しかし、商品カタログ、取扱説明書、サービスマニュアルなど数百ページに及ぶ資料をAIにかけるのは現実的ではなく、スタッフの大きな負担となる。そして何よりも「AI翻訳は本当に正しいのか」という不安が常に残る。ハルシネーション(事実に基づかない生成)の問題は以前より改善されたとはいえ、依然として懸念の声は少なくない。

 加えて、日本における中国語翻訳人材の不足は深刻である。優秀な翻訳者は限られており、企業間での取り合いが常態化し、結果としてコスト高・納期遅延といった課題が頻発している。これは、海外展開を急ぐ中小企業にとって致命的な障害である。

 SUGENAが目指すのは、この現実的な課題に対する最適解である。AIを最大限に活用し、翻訳作業の大部分を効率化する。そして最後の仕上げをネイティブ翻訳者が担うことで、文化的な齟齬やニュアンスのずれ、AIのハルシネーションを徹底的に抑える。この「AI × ネイティブチェック」の融合こそが、品質・スピード・コストの3要素を同時に満たす鍵となる。

 この仕組みを強固にするため、当社は中国の翻訳サービス最大手の一つであるLan-Bridge社と、日本市場における独占パートナーシップ契約を締結した。300名規模の翻訳者を抱える同社との連携により、技術文書からエンタメ作品まで幅広い領域をカバーできる体制を整えたのである。

 さらにLan-Bridge社は、企業紹介やプロモーション映像に中国語・韓国語・タイ語・ベトナム語などの字幕を付与するサービスも提供している。いまや動画での発信は海外展開に不可欠であり、字幕の質ひとつで現地顧客の理解度やブランドイメージは大きく変わる。翻訳に関わるあらゆるニーズに応えること、それがSUGENAの使命である。

 翻訳は単なる言葉の置換ではなく、文化や背景を含めて「意味を伝える」営みである。だからこそ、AIの時代にあっても人の感性による最終チェックが不可欠である。むしろAIが広く使われる今だからこそ、正確さと文化的理解を担保する翻訳サービスの価値は高まっている。

 当社の新たな統合翻訳ソリューション・サービスは、企業が海外に挑む際に不可欠な基盤である。AIの時代だからこそ求められる「最善にして最高のサービス」として、皆様の大きな力となると自負している。今後も中小企業の海外展開における課題を直接解決するツールを提供し続けていく。その第一歩が、この翻訳ソリューション・サービスである。

翻訳でお悩みの方、当社の翻訳サービスにご関心のある方は、ぜひお問い合わせいただきたい。

https://translation.sugena.co.jp/contact/

岡本和真選手復活と新潟への思い

 巨人に岡本和真選手が帰ってきた。8月16日の長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合で4番サードで復帰。復帰後6試合目の22日のDeNA戦で、復帰後初となる9号ソロを放ち。翌23日には2打席連続ホームランを放った。ジャイアンツファンの多くが同じ気持ちだろう。「岡本選手が負傷さえしなければ…」

 しばらく触れていなかったが、私はサッカーでは鹿島アントラーズを応援している。最後にスタジアムで試合を観戦したのは、久保建英選手がFC東京に在籍していた2019年、味の素スタジアムで行われたFC東京対鹿島アントラーズ戦である。それ以降、現地観戦はしていないが、鹿島アントラーズの試合結果は常に気になっている。

 その鹿島が土曜日の試合でアルビレックス新潟と対戦し、2対1で勝利して首位に返り咲いた。翌、日曜日に京都がFC東京に4-0で勝利したため、勝ち点では首位と並んだが、得失点差で2位となった。一方でアルビレックス新潟は最下位に沈んでいる。鹿島の復活は嬉しい反面、新潟の最下位転落には心が痛む。

 委託事業を受託して以来、新潟県を頻繁に訪問し、県内企業の皆さんと話をする機会も多くいただいている。次第に新潟県そのものが気になって仕方なくなった。巨人には佐渡出身の投手・菊地大稀選手が在籍しているが、地元出身の選手を応援するような気持ちで彼を見守っているのである。

8月24日

by 須毛原勲

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