2023年 年頭にあたって

2023年 年頭にあたって 2023.01.10 ニュース

 中国がコロナの規制をほぼ撤廃してから早一ヶ月が過ぎました。

 年末から新年にかけて、中国人の友人が日本に休暇で訪れ、何人かと一緒に食事をする機会を得ました。他にも少なくない中国人の友人が春節の休暇中もしくはその後に日本に来たいと連絡してきました。まさに堰を切ったように多くの中国人が日本を訪れるようになると思われます。単なる観光のためだけではなく、事業として日本進出を真剣に考えている友人も少なくありません。

 中国政府の発表によると、2023年1月8日から、訪中者は渡航前48時間以内のPCR検査が陰性であれば渡航可能となり、これまで義務付けられていた各国所在の中国大使館・領事館への健康コードの申請が不要になるとのこと。また、入境後のPCR検査および集中隔離についても不要。健康申告が正常でかつ税関国境検問所の通常の検疫で異常がなければ、そのまま社会面(管理封鎖区域以外のエリア)において活動できるとしました。

 当社を起業したのは2020年8月7日。2年5ヵ月が過ぎましたが、その間、一度も中国を含め海外に行くことができませんでした。最後に中国へ行ったのは、2019年の12月。丸3年中国を訪れていないことになります。漸く、中国を訪問出来るようになります。コロナ禍でまだ一度もF2Fで会ったことがないビジネスパートナーの人たちをできるだけ早く訪問したいと思います。

 振り返ってみて、2022年の中国経済は非常に厳しいものでした。

 米中の緊張関係は続き、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、2022 年3月末~5月末にかけて上海市においてロックダウンが行われ、物流機能が制限されたほか、中国国内の多くの工場が稼働停止となりました。上海ロックダウン以降もゼロコロナ政策の継続や不動産業の低迷が中国経済を更に押し下げる状況が続きました。低迷する経済状況の下、失業率は上がり、学生の就職率も大きく低下等、非常に厳しい状況となっています。ゼロコロナ政策が終了しても、2023年も厳しい状況はしばらく続くと予想されます。

 とはいえ、日中間の往来が再開されることで人々の交流が進むことになり、多くの新しい出会いが生まれ、ビジネスに繋がる機会が出てくることが大いに期待されます。

 2023年は、大きく飛躍出来る一年にしたいと切に願います。

                                       2023年1月                                                                                                                                                                                                                    

                                       代表取締役社長兼CEO

                                       須毛原 勲

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